ざんねんないきもの事典
2019-07-04
「ざんねんないきもの事典」は、
「小学生が選ぶ!“こどもの本”総選挙」で1位を獲得し、シリーズ累計300万部を突破した、
まさに今、最強の本です。
「リスはほお袋で食べ物がくさって病気になる」
「オシドリの夫婦はじつは毎年相手が違う」
「マカロニペンギンは最初にうんだ卵を育てない」
一生懸命なのに、どこか残念な進化を遂げてしまった生き物たち。
そして、
ヒト(人間)も、ざんねんなところがいっぱい!
体毛がほぼなく寒さに弱いし、脳は熱に弱い。
頭でっかちなうえに、二本足で立つからバランス悪いし、視力に頼りすぎて、聴力や嗅覚が鈍い。
そんな、ざんねんだらけの人間が、
なぜ今まで生きてこられたのか。
それは、
長い歴史の中で、「進化」し続けた結果。
「進化」というのは、
その個体が生きている間に変化した、というのは間違いで、環境に適応したものが生き残っていった、という考えが正しい。
「蛾(ガ)」で例えるなら、
白い色をした蛾は、目立って天敵のエサになり滅びてしまうが、黒い色をした蛾は、敵に見つかりにくく生き残った、というワケ。
「ヒト」で例えるなら、
二足歩行を始めた猿人が、敵や獲物を早く見つけられ、自由になった両手で道具を使い、生き残った、というワケ。
環境に合った体や能力に適応したものだけが生き残れた、というのなら、それは、企業や組織、また個人においても、同じことだと感じます。
目まぐるしく変化する環境に、
うまく乗っかっていけるものは生き残り、そうでないものは生き残れない、それが現実です。
何を続け、
何を残し、
何を捨て、
何を変えるのか。
世の中の大きなうねりに上手く乗り、
何なら勝てるのか、どこなら生き残れるか。
模索して、試して、探して、もがいて・・・
それはきっと、
すべて意味があると信じたいのです。
(A.H)