選択の日々
2022-01-14
年末年始の休暇中、DVDを大量にレンタルして、観たかった映画をイッキ見しておりました。
「フォルトゥナの瞳」という邦画の、劇中のセリフに、「人は朝起きてから夜寝るまで9,000回何かを選択している」とありました。
実際のところは、 9,000回どころか、35,000回以上ともいわれています。
確かに、
朝、ジリリと目覚ましが鳴った瞬間から、
「起きるか、もう少し寝るか」 に始まって、
「顔を洗うか、トイレに行くか」
「パンにするか、ご飯にするか」 ・・・と、キリがなく。
会社に行ってからも、
仕事中、たくさんの選択を迫られ、決定しています。
そして、
人の脳は、決定できる回数に、それぞれ上限があるそうです。
上限を超えると、ストレスがたまり、
ストレスにより「ヤケ」を起こし、
やがて、冷静な判断ができなくなります。
選択回数を減らし、脳に余計なストレスを与えないために有効な手段としてあげられているのが、「マニュアル」。
あらかじめパターンを決めてあれば、
それに沿って行動することで、選択する必要がなくなります。
私生活でいうと、
「朝食のメニューは、月水金はパン、火木土はご飯」
「まず、トイレに行ってから顔を洗う」 など。
「マニュアル」というか、「ルーティーン」。
「制服」は、着ていく服を選択しないための有効なアイテムです。
サカモトの事務員は、制服が支給されています。
これは本当に、ありがたい!
仕事においても、
「○○の場合は○○を行う」
「□□に関しては□□課長が担当」
「△△については、毎月△日に決定する」 など。
マニュアル化は、とても有効な手段です。
あらかじめ「決定」されているのは、「選ぶ自由がない」とされ、
物事によっては「面白くない」かもしれませんが、
反面、「決定」する必要がなくなることで、
ストレス軽減、時間短縮、トラブル回避など、とても役に立ちます。
また、「マニュアル化するための選択」が過度になると、ますますストレスにもなりかねますが。
「理屈じゃわかっているけど・・・」と、
現状維持を保ってしまわず、
身近で些細なことから、気付き、分析し、マニュアル化する“癖”をつけていこう!
以上、新しい年の意気込みを綴らせていただきました。
(A.H)