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失敗からの“称賛” ~必要とされているものは何か~

2018-03-30
今では、誰もが当たり前に使い、必須アイテムの一つである「ふせん」。
その開発は、失敗からのスタートでした。
 
1969年、アメリカの3M社の研究者であるスペンサー・シルバーが
作った接着剤の試作品は、 “よくつくけれど簡単にはがれてしまう”
という失敗作でした。 しかし、彼は、その使い道を探して、
会社中に聞いて回りました。
 
製品化されたのは、それから5年後。
讃美歌集からしおりが滑り落ちたとき、
同社の研究員アート・フライは、あの接着剤の用途をひらめきます。
その後、さらに試行錯誤を重ねたフライは、1980年、
「ポスト・イット(R)ノート」の発売につなげるのです。
 
ある一つのことを探求しているとき、最終的には別のものを生み出し、
思いがけないところから称賛を得る、なんてことが、
実は身近にあったりして。
 
お客様が何かを求めてこられたとき、
問われたことだけに応じるだけではなく、
実のところ、求められているのは何か、いろいろな角度から考え、
本当に必要なことを提供できれば、
私達にとっても、実にハッピーであると考えます。
 
(A.H)
 
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