"何を食べるか"より"誰と食べるか"
2018-08-13
「何を食べるかではない、誰と食べるかが重要だ」
私は、若い頃から、
一人で外食することが苦手です。
ほとんどしたことがありません。
今思えば、それはきっと、
美味しい料理も、おいしいお酒も、
一人で外食しても「楽しい」と感じないから。
そこには、誰かが一緒にいて、
料理のことや、他のいろいろなことを話しながら、
飲んだり食べたりすることが、食事の楽しさと思うから。
料理には、思い出があり、
その料理を食べると、思い出す光景や人の顔があったりします。
近くに住む母の得意料理を食べると、
実家で食べた思い出がよみがえります。
私の主人は、調理師で、
食事をしながら料理番組を見て、
「あ~あれ食べたいなぁ、美味しそうだなぁ」と口に出すほど、
食べることが本当に大好きな人です。
しょっちゅう食事の支度をしてくれますが、
面倒くさがらずに、付け合わせとか彩りとか、
考えて作ってくれます。
娘たちは、「母の味」「父の味」と両方の味を
ふるさとの味として覚えてくれるでしょうが、
どちらにせよ、
家族で食卓を囲んだ日々の記憶も、
どうか、大人になっても、
忘れないでいてほしいと思います。
(A.H)