CSRが大切なんだということは頭で分かってはいても、なかなか大きな舵を切れないでいました。
「三方よし」で、すでに実践しているという自負もあり、地域のイベント協賛等を行っているし、大規模なCSRは、大きな企業体で、財務状況に余裕のあるところがやればいいのではないか?と考えていたからです。
欧州のそれとは異なり、フィランソロピーやチャリティ的な要素を感じていたからだと思います。
しかし、CSV(Creating Shared Value)「共通価値の創造」という発想を得てから、社会に対する考え方が大きく前進したと思っています。
これは「社会のニーズや問題に取り組むことで社会的価値を創造し、同時に、経済的価値が創造されるというアプローチである」とマイケル・R・ポーター教授は定義づけています。
ちょっと聞くと「え?何それ?」となるのですが、少し本を読めば納得できる代物でした。
お陰様で、今までなら「ん?」と訝るかもしれないSDGsも、すんなりと取り組むことができたように思います。
社会課題(地域課題)を見つけて、その解決のために組織を変えていくことです。ポイントは、あくまで攻めの姿勢であり、自分たちが進んで「やりたい!」と思わなければモチベーションが下がるだけです。
それがやりにくいCSR的な取組にはユーモアを交えて楽しみながら緩やかに進めていき、CSV的な活動は進取果敢に取り組んでまいります。
代表取締役 坂本 裕
「誰一人取り残さない」社会
(株)事務機のサカモトは SDGs に取り組んでいます
なぜ今SGDs(エス・ディー・ジーズ)?
バブル崩壊後 社会の停滞感 → 売上の低迷
- 新たな価値をつくっていかねばならない
→ MDGs
→ SDGs
- パートナーとともに新たな価値をつくっていかねばならない
MDGs(ミレニアム開発目標) → SDGs(持続可能な開発目標)
2001年に策定された「MDGs」の後継として、2015年9月の国連サミットにおいて採択された「SDGs」。
誰一人取り残さない、持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現のため、2030年を年限とし、17のゴール・169のターゲットで構成されています。
SDGsとMDGsを比べると、SDGsの扱う範囲が広いことがわかります。
CSRとCSV
SDGs( Sustainbable Development Goals )
・・・世界を変えるための17の目標
CS( Customer Satisfaction )
・・・顧客満足
CSR( Corporate Social Responsibility )
・・・企業の社会的責任
ES( Employee Satisfaction )
・・・従業員満足
CSV( Creating Shared Value )
・・・共通価値の創造
経済的目的 + 社会的目的 = 共通価値(CSV)
CSV( Creating Shared Value:共有価値の創造 )は、
社会課題を解決することによって、社会価値と経済価値の 両方を創造する次世代の経営モデルです。